外側に係留された戦艦は航空機から投下した魚雷(九一式航空魚雷改二・真珠湾第一の切札)
で攻撃できるようになりましたが、
内側に係留された戦艦には魚雷では攻撃ができません。
そこで戦艦長門の40センチ徹甲弾を改造し急遽製作されたのが、この九九式800kg徹甲爆弾です。
航空魚雷同様に九七艦攻に搭載され、水平爆撃により内側に係留された戦艦への攻撃が可能となりました。
製品は爆弾本体を精密切削加工した真鍮、その他の部分はエッチングで構成されています。
九七艦攻といえば雷撃機として有名ですが、実際には真珠湾攻撃時のように
水平攻撃機として運用された方が多かったようです。